2007年8月13日月曜日

環境問題

環境問題はなぜウソがまかり通るのか
を読んだ。
一番驚いたのは、ダイオキシンというものは自然界にもあり、毒性も報道のような猛毒ではない。
そして、ペットボトルなど分別しても、リサイクルではなく、焼かれるだけというのが多いということだ。
たしかに地域で分別をしっかりやって、収集所では近所の人たちが当番制でチェックしている。たいへんな労力がかかっている。ところが、それが無駄であると。しかも、むしろペットボトルなどは、水気が多くて燃えにくい生ゴミと一緒に燃やす方が効率がいいとは。
知識がないというのは、恐ろしい。
情報がないというのは、大変恐ろしいことだとあらためて感じた。
確かな判断ができないからだ。

しかし、この本にもおかしなところがあった。
京都議定書の有効性についての検証のための計算だ。
地球温暖化の寄与率60%、・・と0.6倍していくのはいいのであるが、平均目標が6%削減であることから、0.06を掛算して、その結果0.0077となる。有効性が0.0077という結論にしている。
??目標が6%なのである。1990年の基準に対し6%削減したら、どれくらいの効果があるかが計算されていない中で、6%をかけるというのは、合点がいかない。むしろかけずに、目標の6%削減にたいし、0.129倍で、これが目標の6%達成するのにどれくらい悪い数字なのか、そして、それが温度を何度下げる効果があるのか(上がるのを防ぐ効果があるのか)全くわからない。

こういうのがあると、センセーショナルなだけに、信用ができなくなるので、説明をもっと丁寧にしてもらいたい。

実際どうなんだろう。

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